Season's recipe / October
朝晩感じる肌寒さの中、布団に包まれるの暖かさが心地よい季節になりました。
いよいよ秋。みなさんは「●●の秋」、どんな秋になさいますか?
10月の行事といえば、いまや日本でもすっかりと定番のイベントになりつつある「ハロウィン」。
スーパーなどに行くと「ハロパ」という商戦が行われていて
若者のコスプレをして夜遊びをする…というハロウィンから、ターゲットをもっと幅広い世代にしていることを実感します。
そんなハロウィンで欠かすことができないもの、かぼちゃ。
10月はかぼちゃのお話しをしたいと思います。
かぼちゃの旬は8〜11月。
寝かせると美味しさが増す野菜なので、これがらの10月がもっともおいしいかぼちゃが出回ります。
旬を迎えるからこそ、その野菜がメインの行事が行われる。先人の知恵ですね。
あのごろんとした見た目同様、あのごろんの中にはたくさんの栄養、とりわけビタミン類をとても多く蓄えています。
●βカロテン
…抗酸化作用(からだのさびつきを防ぐ、=疲れにくい体づくり)
とくに皮の部分には、果実部分の5倍以上のβカロテンが!
煮物や薄く素揚げにして皮もおいしくいただきましょう。
●ビタミンB1
…糖質からのエネルギー産生にかかわります。
いくらエネルギー源である糖質(ごはんやパン、麺類)をたくさん食べても
ビタミンB1が足りていないとうまくエネルギーが作られません。
●ビタミンB2
…細胞の再生と、糖質、たんぱく質、脂質からのエネルギー産生にかかわります。
運動量が多い人ほど摂りたい栄養。
●ビタミンC・E
…抗酸化作用といって、体のサビつきを防いでくれます。
ビタミンCはコラーゲンの生成に大きく関わります。体内のコラーゲンは、ビルでいうところの鉄筋のようなもの。
これがなければ、丈夫な筋肉は作られません。
このように、まるで「マルチビタミンのサプリメント?」と思うくらい、たくさんのビタミンを多く含んでいます。
かぼちゃ丸々一個使いにくい・・・と思ってカットされたかぼちゃを購入される方も多いかもしれませんが、
かぼちゃはカットした瞬間から傷みはじめます。
(カットしなければなかなか長持ちします)
ぜひ、まるまる1個購入し、ご自身でカットして、さまざまな食べ方を楽しんでみてください。
おすすめは、
・王道!かぼちゃの煮物(そのままでもおいしい、とりそぼろ餡かけなどを乗せてもおいしい)
・かぼちゃの煮物をアレンジ!かぼちゃのポタージュスープ
・かぼちゃを薄切りスライスにして素揚げ⇨サラダやカレーのトッピングに
・かぼちゃの天ぷら
・かぼちゃプリン(補食にもぴったり!)
・かぼちゃの蒸しパン(ホットケーキのタネ+火を通したかぼちゃをレンチンするだけ!)
などなど、お食事にも補食にももってこいのお野菜です。
「甘くてご飯のおかずにならないからキライ」という声もよく耳にしますが、「挑戦の秋」として、ぜひ、今年はチャレンジを!